東京都世田谷区で宮沢みきおさん=当時(44)=一家が殺害された事件から30日で22年になるのを前に、警視庁成城署長らが10日、現場近くの小田急線成城学園前駅などでチラシを配布し、情報提供を募った。

 
 早川直敬署長は、署員ら約40人とともにチラシの入ったマスク4000セットを駅前で配り、事件に関する情報提供を依頼した。「遺族の時計は止まったまま。寄せられる情報をよりどころに、何とか解決を図りたい。ちゅうちょなく情報を」と呼び掛けた。

 チラシには、現場に残された衣類などから推定される犯人の服装の写真を載せた。駅前には事件の概要を記したポスターも掲示した。

 警視庁は、今月から新宿や渋谷などの繁華街の街頭ビジョン6カ所でも動画を流すなどして情報提供を呼び掛けている。

 捜査本部にはこれまでに約1万4100件の情報が寄せられた。解決につながる情報提供には最大2000万円の懸賞金が支払われる。

時事

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