9日のカタール・ワールドカップ(W杯)準々決勝オランダ対アルゼンチンは2-2で120分間を終え、PK戦4-3でアルゼンチンが準決勝に進出した。
この試合の終了後、リオネル・メッシの振る舞いに大きな注目が集まっている。
この試合の35分、絶妙なスルーパスでナウエル・モリーナの先制点をアシストし、さらに73分にはPKから自身も得点を記録したメッシ。
アルゼンチンは83分、90分にボウト・ベグホルストのゴールを許して同点で延長戦、
さらにはPK戦に臨んで最終的に勝利を果たしたが、背番号10はPK戦直後にオランダのルイス・ファン・ハール監督やフィルジル・ファン・ダイクらと衝突するなど、

チーム間のイザコザの中心となっていた。

そして試合終了直後、ミックスゾーンでアルゼンチン『TyCスポーツ』とのインタビューに応じたメッシはいまだに腹の虫が収まらない様子で、
テレビカメラの外にいる人物を睨みつけながらこう言い放ったのだった。

「おい、何見てんだよ馬鹿野郎。何見てるって言ってるんだよ、馬鹿野郎が。失せろ。失せろよ」
興奮するメッシを「落ち着きましょう」となだめていたインタビュアーは、
その後SNSを通じて同選手の言葉が誰に向けられたものだったのかを明かしている。

インタビュアー曰く、メッシが叫んだ相手は2得点を記録したボウト・ベグホルスト。
オランダの30歳FWは試合直後、メッシに対してユニフォームとさらに握手を求めたものの拒絶され、そこでも衝突が起こっていた模様だ。
アルゼンチンの応援に駆けつけていたセルヒオ・アグエロが仲裁に入ってどうにかその場は収まったようだが、
しこりが残っていたためにメッシはインタビューの場でベグホルストに牙を剥いたとみられる、
なおメッシは、インタビュー中も歯に衣着せぬ言葉を連発していた。
まず、この試合の主審を務めたスペイン人マテウ・ラオス審判に対して「あり得ない。ダントツでW杯最悪の審判だ」
「審判について話したくはない。後で処罰を受けるからね。でも、誠実に言ってあり得ないんだよ。
僕たちは試合中、ずっと恐怖を感じていた。彼がどういう審判か分かっていたから

FIFAは大会のレベルに達していない審判を使っちゃいけない」と発言。
さらに、ファン・ハール監督については次のようにコメントしていた。
「ファン・ハールは自分たちが良いプレーをするって吹聴していた。
でもデカいヤツらにロングボールを出してたじゃないか」 ファン・ハール監督は、試合前の会見で「(メッシは)相手がポゼッションしているときにプレーしない。 私たちのチャンスはそこにあるね」「PKになれば私たちの方が有利だよ」などとコメントしていたが、
それがメッシの逆鱗に触れた可能性が指摘されている。
なおメッシはPKから2ゴール目を決めた際、自身が称賛してやまなかったフアン・ロマン・リケルメ氏の耳を大きく見せるゴールパフォーマンスを披露していたが、それもバルセロナでリケルメを冷遇していたファン・ハール監督に向けて皮肉で行ったものと推測されている。

12/10(土) 11:56配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/b8bd1e1bac2da6cf8d9ef4a2f9f2da29b6ba735b