東京外郭環状道路(外環道)のトンネル工事の影響で発生した東京都調布市の陥没事故を巡り、事業者の東日本高速道路は
現場周辺で計画する大規模な地盤補修工事のスケジュールを、初めて示した。21日に作業場の設置作業を始め、来年1月
対象エリアに立つ家屋の解体と、資材を流す管路敷設に着手する。
 計画は9、10日に開いた住民との意見交換会で説明した。対象地は、トンネルルート上の幅16メートル、長さ220メートル
深さ約47メートル。工事期間は「おおむね2年程度」とした。
 住民によると、意見交換会では、地盤補修工事で発生する騒音や振動、家屋解体でのアスベスト対策、地下水流への
影響などを心配する声が相次いだという。出席者の1人は「地域の理解が進んでいない状況なのに工事を強行するのは
問題だ」と話していた。(花井勝規)


東京新聞 2022年12月10日 21時14分
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