群馬県草津町で2019年、黒岩信忠町長(75)から町長室でわいせつ行為を受けたと新井祥子元町議(53)が訴えた問題は
逆に元町議が虚偽告訴罪などで在宅起訴される事態となった。黒岩氏は当初から疑惑を否定し続けたが、海外メディアも
含めた騒動となり、日本屈指の温泉地も痛手を受けたという。黒岩氏に現在の心境を直撃取材した。



「あの日から3年。本当に長い年月だったなと思います」。黒岩氏は疲れた口調で切り出した。
19年11月、当時現職だった元町議が「15年に黒岩町長から強要されて町長室で性行為をした」などと告発する電子書籍が
配信された。元町議は議会でも町長の不信任案を提出するなど糾弾した。
黒岩氏は「もちろん身に覚えがないので驚いて。でも女性が性被害を受けたと言うと、はなから私が加害者という風に世間は
変わっていってしまった。怖いなあと思った」と振り返る。
元町議は20年12月、解職請求(リコール)の賛否を問う住民投票で失職したが、騒動は収まるどころかさらに炎上した。
米紙ニューヨーク・タイムズが「日本で性的暴行を訴える女性が直面する困難さを浮き彫りにした」と報じるなど、欧米メディアが
批判記事を次々に発信した。コロナ禍により観光客が激減していた草津には二重の痛手だった。

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夕刊フジ 2022.12/11 10:00
https://www.zakzak.co.jp/article/20221211-SFT74HGZJJMSXANIWOYFIQMVJI/