エキシは物議「いつか大事故が起きてしまう」

10月28日にタイ・ラジャダムナンスタジアムで開催された格闘技イベント「KAT PRESENTS LEGEND OF RAJADAMNERN」のメインイベントにて、
エキシビションマッチで“ムエタイのレジェンド”ブアカーオ・バンチャメーク(タイ)が元K-1ファイターの佐藤嘉洋を1R・TKOした。
衝撃的な決着から約2か月、佐藤が心境をつづっている。

エキシビションマッチでの豪快KOは格闘技界でも大きな話題に。
SNSには「ちょっとどうかしている」「いつか大事故が起きてしまう」とブアカーオに対して怒りの声が多く上がっていた。
佐藤はこの日「いやあ、タイでは見事にやられました。いろいろな意味でね。私自身も楽しみにしていたブアカーオとのエキシビジョンマッチは、軽い左フックにカウンターを合わされてダウンし、レフェリーストップ。
しかしながら、収穫もあった2分でした」とツイート。
さらに「より考えてキックボクシングに取り組んだ結果、ミドルキックやボディバランスに関しては、現役時代よりも良くなったと感じました。
試合後、主催者から謝罪と契約違反による違約金が支払われることになりました。
実力で優る方が騙し討ちをする形ですから、私としては訳がわかりません(笑)
これもまた良い勉強になったととらえて、また人付き合いをしていこうと思います。

怒りがないと言えば嘘になりますが、一番良くないのは、怒りに任せて自分も腹いせに誰かを傷つけることです」と続けて投稿した。
また「4度も拳を合わせた戦友だから大丈夫だ、と信じていましたが違ったようです。
世の中は、不条理なこともありますね。
見方を変えたら、私は考えの甘い人間です。
でも、終わったことは仕方ない。ブアカーオとの思い出が台無しになるわけでもない。アレはアレ、コレはコレ、です。
現段階ではまだ収まっていませんが、もう半分笑い話です。大丈夫です。
久しぶりの極限状態、恐怖心との折り合い、良い自己鍛錬ができました」と記した。
そして最後に「ただ、自分の二つの思いの矛盾に整理がつけられず、気持ち悪いままです。
一つ目は、どうせなら本気で戦いたかった、ということ。
二つ目は、復帰して本気で戦うつもりはない、ということです。
今はこのジレンマに悩まされています。
このモヤモヤをエネルギーに変換して仕事に活かします。そのうち良いこともあるでしょう。
引退してから満員のラジャダムナンスタジアムで試合ができたことは有り難く思います。
応援、サポートしていただいたすべての方に感謝します。今年も一年ありがとうございました」と締めくくった。

12/11(日) 19:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/563743ae34abed684685ac02230cb30bd4895bbc