12/11(日) 16:15配信 NEWSポストセブン

警察や軍関係、暴力団組織などの内部事情に詳しい人物、通称・ブラックテリア氏が、関係者の証言から得た驚くべき真実を明かすシリーズ。今回は、若者が減っているというヤクザ業界の最新事情について。

「ヤクザは運に左右される」と、ある暴力団の元組長がいう。「どこの組に入るか、その組の組長がどんな人物なのかで、ヤクザとしての人生は多分に変わる」というのだ。
「といって最近は、ヤクザになりたいという若い者はいない」と苦笑いする。

 前にも書いたことがあるが、組長に指がない組では、指のない組員が多くなるらしい。
自分に指がないため、指がなくなることを大したことだと思わないらしい。つまらない事に怒り、すぐに「指を持ってこい」と指示するのだ。

 その指示に従い「中には6回も指を落とした組員もいる」と元組長。
この組員はどうやら、左右の小指をなくしたようだ。足の指を持っていった者もいたらしい。

 ヤクザになりたいという若者が激減し、高齢化を叫ばれるようになってきた暴力団業界について、
元組長は「昔のかっこいいヤクザ映画の主人公のような、憧れの組長がいなくなった。右を見ても左を見ても、組長はみんなシニアばかり。
幹部もシニアが中心だ。シニアほど昔気質のヤクザが多いから、若い者とのギャップはどんどん激しくなる」。

 ギャップがあるからといって、組員は組長に逆らえない。
自分が入った組が武闘派的な組だとしたら、「あいつをやってしまえ」と指示されることが他の組より頻繁に起こるというのだ。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/85ed4cd449447241c5f0654ee2b19835b3e4fc9b