“茨城ショック”──永田町に激震が走った。12月11日に投開票が行われた茨城県議会議員選挙で
45人の自民党公認候補のうち現職10人が落選した。この結果だけでも自民党に対する逆風の強さに驚かされる。
だが、関係者が本当に驚愕したのは、「公明党の退潮」だったという。

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 岸田文雄首相(65)が衆議院を解散しない限り、2025年の参院選まで大型の国政選挙は行われない。
これが「黄金の3年間」と呼ばれている。
 一方、来春には統一地方選が行われる。前半の知事選などは4月9日、後半の市区町村長選などは23日が投票日となる。
 大型の国政選挙が行われないため、この統一地方選の結果で、国民の岸田内閣に対する信任・不信任が明らかになると注目されている。
 その統一地方選の“前哨戦”に茨城県議選が位置づけられていた。担当記者が言う。
「特に驚きの声があがったのは、県連幹事長を務める西條昌良氏(68)の落選です。自民党苦戦の象徴として
全国ニュースでも伝えられました。その一方で、自民党候補は35人が当選し、単独過半数を確保。
さらに、少なからぬ選挙区で保守分裂となったため、10人を超える保守系無所属の当選者は、大半が自民党の会派に
参加すると見られています」

 茨城県は“保守王国”として知られ、今回の県議選の結果も「表面的には面子を保った」と見る向きもあるようだ。
 だが、ベテランの政治部記者は「本当に驚いたのは公明党が票を減らしたことです」と言う。

「公明党は4人が立候補し、無投票の1人を含む全員が当選しました。そのうち水戸市・城里町選挙区で当選した現職の
高崎進氏(61)は今回1万2610票を獲得。前回は1万6117票だったので3507票のマイナスです。さらに、日立市選挙区で
当選した現職の村本修司氏(51)も今回は1万1737票と、前回の1万3305票から1568票を減らしました」

 自民党と公明党は1999年に初めて連立政権を組んだ。2009年に旧民主党が政権交代を実現した際は共に下野したが
2012年の衆院選に勝利し、再び連立与党として返り咲いた。

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ヤフーニュース 12/20(火) 11:02配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/10a063f095b1721b321346dd9708798304b1b871