放置レンタカーから切断遺体 近くの川にも遺体、利用者か 和歌山
2023/1/19 21:30(最終更新 1/20 08:22)
https://mainichi.jp/articles/20230119/k00/00m/040/315000c

 18日午後5時35分ごろ、和歌山市北島の紀の川沿いの堤防道路で「放置車両がある」と近くの工事現場の関係者から通報があった。和歌山県警が停車中の軽乗用車を調べたところ、血の付いたキャリーケースがあり、翌19日、中から切断された遺体の一部を確認。近くにあった別のキャリーケースにも遺体の一部が入っていた。県警和歌山西署は死体遺棄事件として捜査。下流では18日朝、車の利用者とみられる成人男性の遺体が見つかっており、署が関連を調べている。

 署によると、切断された遺体は成人のものとみられる。一方、男性の遺体は車やキャリーケースが見つかった現場から約2キロ下流の紀の川河口付近で、浮いている状態で見つかった。目立った外傷はないという。車内には、男性のものとみられる免許証が残されていた。車は市内のレンタカー会社で借りられていた。

 現場は南海和歌山市駅から北西へ約600メートルにある、紀の川堤防付近の住宅や工場などがある地域。橋の架け替え関連工事が行われており、近所の人によると、普段より行き交う人は少なかったという。【駒木智一、大塚愛恵、山口智、橋本陵汰】