https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230121/k10013956551000.html

東京・狛江市の住宅で90歳の女性が両手を縛られ殺害されているのが見つかった強盗殺人事件で、前日にこの事件に関係してやりとりされたとみられるメッセージが、都内の別の強盗傷害事件で21日に逮捕された容疑者の携帯電話に残されていたことが捜査関係者への取材で分かりました。警視庁は狛江市の事件との関連について詳しく調べています。

19日、狛江市駒井町の住宅で住人の大塩衣與さん(90)が両手を縛られて死亡しているのが見つかり、警視庁は物色された跡があったことから強盗殺人事件として捜査しています。

この事件に関係するとみられるメッセージが、先月5日に東京・中野区の住宅で起きた強盗傷害事件の容疑者として、21日に逮捕された20代の男の携帯電話に残されていたことが捜査関係者への取材で新たに分かりました。

中野区の事件では複数の男が住宅に押し入り、住人の男性がけがをしたほか、現金およそ3000万円が奪われていて、すでに1人が逮捕されています。
捜査関係者によりますと、21日に逮捕された男の携帯電話に残されていたメッセージは、事件前日の日付で「狛江市」という地名や時間などが記されていたということです。

このため警視庁は、狛江市の事件と中野区の事件の関連について捜査しています。
また、関東地方で相次いでいる一連の事件では、千葉県大網白里市で起きた強盗傷害事件でも、容疑者の携帯電話に狛江市の現場の住宅の情報が残っていたことが分かっていて、こうした事件との関連についても調べています。