「美人すぎる市議」って文法的に変? 「○○すぎる」濫用問題、辞書編纂者に聞くと意外な答えが返ってきた: J-CAST ニュース
https://www.j-cast.com/2023/02/05455402.html?p=all

2023年02月05日14時00分

 2023年2月1日に放送されたバラエティー番組「ノブナカなんなん?」(テレビ朝日系)で、青森県八戸市の藤川優里市議(42)が特集された。

番組では「平成を彩ったあの伝説美女5人は今?」と銘打った企画を放送。藤川氏は「16年前、『美人すぎる市議』として一躍時の人となった」とVTRで紹介された。藤川氏は2007年に初当選した際に「美人すぎる市議」という表現でメディアに盛んに取り上げられた経緯がある。

「昔はこんな使い方なかったはず」

「○○すぎる」というフレーズは藤川氏以外の人物にも頻繁に使われる。俳優の橋本環奈さん(24)を例に取れば、かつて「天使すぎるアイドル」と呼ばれ、メディアで耳にする機会が少なくなかった。

ただ、「○○すぎる」という表現をめぐっては以前から、

「昔はこんな使い方なかったはず。『~すぎる』は本来、動詞とか形容詞につくものだったような」
「メディアが時々使う『美人すぎる...』という形容詞が気持ち悪いというか,許容不可」
といった具合に、そもそも文法的に間違っているのではないかとする指摘もSNSでは多い。

J-CASTニュース編集部は2日、「○○すぎる」に違和感を覚える人が後を絶たない理由について、国語辞典編纂(へんさん)者の飯間浩明氏に解説を求めた。

(略)

最後に、「○○すぎる」は今後どのように使われていくのか占ってもらった。

「さらに自由度を増していくでしょう。『三省堂国語辞典』の最新第8版では『天使すぎる』のほか『イベントに行きたかったすぎる』のように過去形につく例も載せました。いろいろな場合に程度を強調できる表現になっています。人々がせっかく新しく手に入れた表現ですから、使い捨てにせず、大事に使ってほしいですね」

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

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