2023/2/13 21:00

国内外に多大な衝撃を与えた安倍晋三元首相の銃撃事件を巡る奈良県警の一連の捜査が13日、山上徹也被告(42)=殺人罪などで起訴=の追送検をもって終結した。
安倍氏が当時、参院選の応援演説中だったことを踏まえ、県警は選挙の自由を妨害したとして、公選法違反容疑でも送検。
選挙妨害の意図は、過去の事件で死刑か無期懲役かという量刑判断に影響を与えており、今後追起訴されれば裁判の重要なポイントになるとみられる。

「捜査を終え、検察庁の判断を仰ぐために容疑に加えた」

公選法違反容疑での追送検について県警幹部はこの日の記者説明でこう述べるにとどめ、立件に至った詳細な経緯は語らなかった。

山上被告は昨年7月8日の事件発生当日、犯行動機について「政治信条に対する恨みではない」と供述したとされる。今回の追送検について、捜査関係者は
「銃撃すれば選挙活動が妨害されることは犯行前に容易に判断できたはずだ」として、安倍氏への殺意に加え、選挙妨害の未必の故意があったとみる。

     ===== 後略 =====
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https://www.sankei.com/article/20230213-2QITHX26EJOFHAGEKBLZC6Y2RM/