愛知県と三重県の高校野球連盟が今秋、県の選抜チームをそれぞれ発足させる。学校の垣根を越えて球児の交流を進め、技術の強化や高校野球の活性化につなげる。甲子園だけでなく「選抜メンバー」という新しい目標を掲げることで、球児の向上心を後押しする狙いもある。

 日本高野連によると、これまでルールで選抜チームの編成は海外交流時に限られていた。そのルールが昨年、野球界の活性化などを理由に緩和された。すでに宮城、埼玉、高知、宮崎、鹿児島の各県高野連で県や地区の選抜チームが組まれているという。

 愛知と三重の両県高野連は11月25日、刈谷球場(愛知県刈谷市)で、2年生を中心とした県選抜チーム同士の交流試合を計画している。両県高野連は「一過性のものにせず、秋の恒例行事で定着させたい」としている。

 愛知県との対戦に向けて三重…(以下有料版で,残り366文字)

朝日新聞 2023年2月18日 9時00分
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