2023年2月26日 8時08分

大学の卒業論文、これまでは製本して提出するケースが目立ちましたが、いまオンライン上で提出する動きが広がっています。

一方、学生の中には学校への提出とは別に「形に残したい」と、独自に製本する動きも出てきています。





論文はオンラインで

東京府中市にある東京外国語大学の研究室には、まだ手書きだった50年ほど前からの卒業論文などの冊子が並んでいます。

しかし、大学では2020年度から卒業論文や卒業研究はオンライン上での提出を求めるようになりました。

大学によりますときっかけのひとつは新型コロナの感染の広がりで、教務課の窓口での対面の受け付けをやめ、データにしてオンライン上での提出になったということです。

インドネシア語が専攻の学生を指導する青山亨教授は「製本して手にできないことは残念だが、提出直前にプリンターの不具合などでゴタゴタすることもなくなり、学生側によい面もあるのではないか。教員側も学生と提出直前までやりとりしやすくなった」と話していました。

卒業論文をデータにしてオンライン上で提出する動きは全国の大学で出てきていて、神戸大学の経営学部や愛知県の椙山女学園大学の一部の学部や学科、それに東洋大学でも文系の学部の8割以上でオンライン上での提出に移行したということです。





でも、形に残したい
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230226/k10013989961000.html