2023年3月2日(木) 12:13

宮城県議会2月定例会の般質問で、共産党議員から「長くやり続けると、誰の意見も聞かなくなる。辞めたほうがいい」との発言を受けた村井知事は「その言葉を共産党の志位委員長に是非お伝えしたい」と応じる一幕がありました。

2日の県議会では、共産党県議団の三浦一敏議員が一般質問に登壇。仙台医療圏の4つの病院を2つの拠点に再編する県の構想などについて、村井知事の姿勢などを質しました。

三浦議員は、名取市の県立精神医療センターを富谷市に移転し、東北労災病院と併設するという構想について、精神医療センターの患者や家族から強い反対の声が上がっていると指摘し、こう述べました。

共産党県議団 三浦一敏議員:


「これはよっぽどの不満、怒りなんだよ。これだけ(反対意見が)出ているのは。だいたい12年も伸び伸びになっている広域防災拠点とか、4病院再編・移転も完全に行き詰っているでしょう。よく権力は腐敗する、陳腐化するっていうでしょう。結局ね、話だんだん聞かなくなってくる訳。長くやり続けると。誰の意見も聞かないと。やっぱり為政者とは弱者に寄り添って政治をやるということがなくなったらこれ辞めた方いいんですよ」

これに対する村井知事の答弁は…。

村井知事「その言葉を、共産党の志位委員長に是非お伝えしたいなと思います」


村井知事
この一連のやり取りを受け、本会議場には笑い声と抗議の声が同時に上がりました。

別の共産党県議団所属の議員が議事進行を申し立て、今後、発言の扱いについて協議が行われる見通しです。

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