2023/03/02 05:00

 高山市の県立 斐太ひだ 高校で1日、卒業生が学生帽の白線とセーラー服のスカーフを結んで川に流す伝統の「白線流し」が行われた。

 マスク着用について、学校側は「個々の生徒の判断に任せる」との方針だったが、卒業生は「各地での受験から戻ったり、まだ受験が残っていたりする人もいる」との理由でほとんどが着用して臨んだ。

 今年は対岸での恩師や在校生の見送りが復活。「先生ありがとう!」「こちらこそ!」といったやりとりの中、卒業生は組ごとにつないだ白線を川に流していった。

 下呂市から通学していた男子生徒(18)は「コロナで始まってコロナで終わった3年間だったが、みんなと楽しく過ごし、日常生活のありがたさを学んだ」と話していた。

https://www.yomiuri.co.jp/local/gifu/news/20230301-OYTNT50224/