川島美穂
2023年06月17日 08時58分

大阪・ミナミのなんばグランド花月横のスタジオには、芸人ではない「タムケン」がいた。田村健一弁護士は、ひとりぼっちにさせへん!プロジェクトのリーダーを務め、グリコ看板の下、通称「グリ下」に集まる子どもたちの支援をしている。

進学や就職、性の問題…相談は多岐にわたる。「(性被害や虐待など)もし僕が同じ境遇だったら、とても生きていけないと感じたこともあります。つらくて薬の過剰摂取(オーバードーズ=OD)した何人もの子どもが、集中治療室に入るのも見てきました」

関わった少女2人が自死したこともあった。精神科で処方される薬を、生活保護受給者が横流ししているという情報もある。「ほんまに許せへんですよ。依存性があるから高く売れる」。一人でも多く、負の連鎖から抜け出せるようにと願い、活動を続ける。





●生活保護受給者がクスリを横流し
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