大嶋 信頼: 心理カウンセラー、作家、株式会社インサイト・カウンセリング代表取締役

2023.6.27 2:54
「あの人なんであんなことを言ってきたんだろう」「この仕事、ちゃんと締め切りまでに終わらなかったらどうしよう」。寝ようとするといろいろな考えが頭の中にわいてきてしまい眠れない。
早く眠りたいのに、グルグル思考が止まらない人におすすめなのが、2023年6月28日発売の『無意識さんの力でぐっすり眠れる本』(大嶋信頼著)だ。
著者はベストセラーになった『「いつも誰かに振り回される」が一瞬で変わる方法』(すばる舎)など、多数の著作を持つ人気心理カウンセラーの大嶋信頼氏。最新作の『無意識さんの力でぐっすり眠れる本』では、
心理学的なアプローチによって、働きすぎている意識をストップし、読むだけで眠くなるメソッドを多数紹介。今回は発売を記念して、本書から特別に一部抜粋、編集して紹介する。







「なんであの人、あんなことを言ったんだろう…」

ある日、私が職場の会議で発言したら、私の仕事にまったく興味がなさそうな人が重箱の隅をつつくような質問をしてきて、場の空気が思いっきり悪くなったことがありました。

寝ようとすると、そのときの場面がありありと思い出されます。

「なんであの人、みんなの前で私に恥をかかせるようなことを言ってきたんだろう?」

「こんな薄汚れた気持ちでは眠れない」と思って、スマホで動画をひたすら見続けます。

「あの人のせいでこんなに寝る時間をムダにしている」と思いながらも、動画を見るのがやめられません。本当は夜12時前に寝ようと思っていたのに、いつの間にか深夜2時過ぎになっています。

日中のあの人の嫌な発言も、他の人からしたら、「そんなに気にするようなこと?」と思われるかもしれません。

「他の人が悩まないようなことを気にしてしまっている」と思うと、「私の抱えている大変さは誰も理解してくれない」と感じて、ますます動画やゲームに没頭したくなります。

そして、「早く寝なきゃ、明日大変なことになる」と焦れば焦るほど、過去に失敗してガッカリされた場面が次から次へと思い出されて、ますます眠れなくなります。







「責任感」が強い人ほど眠れない!?
https://diamond.jp/articles/-/324944