4月の日銀の植田和男総裁就任から続いていた円売り・株買いの「植田トレード」が逆回転し始めた。12日の円相場は1カ月ぶり高値の1ドル=139円台に上昇。日経平均株価も同日、1カ月ぶりに一時3万2000円を下回った。海外勢を中心に膨らんでいた円売り・株買いポジションも巻き戻しの動きに弾みが付き、急激な円高・株安に転じている。

12日の東京外為市場で円相場は1ドル=139円台前半と、6月14日以来ほぼ...(以下有料版で,残り2028文字)

日本経済新聞 2023年7月12日 11:49
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB120MG0S3A710C2000000/