福岡県警は14日、交通違反の検挙時、実際は現認が不十分なのに自身が違反を現認できる場所にいたと偽る現場見取り図などを作り、検挙資料としていたとして、柳川署の男性警部補(57)を虚偽有印公文書作成・同行使の疑いで書類送検したと発表した。

 県警によると、2015年以降、この警部補が検挙した交通違反約2600件の資料のうち虚偽がないと判断したのは約400件で、少なくとも約1600件に疑いがあり、県警は対象者への行政処分を取り消し、違反金や講習参加費を返す。

 監察官室によると、警部補は「多く検挙して仕事ができると思われたかった」と説明。警部補は停職6カ月の懲戒処分となり、依願退職した。

 また県警は、警部補の指示に…(以下有料版で,残り198文字)

朝日新聞 2023年7月14日 19時49分
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