中国が取引相手となる2国間決済で、中国の通貨・人民元の利用が広がっている。企業や機関投資家などによる決済通貨を集計したところ、人民元建ての割合は2023年4~6月期に49%となり、初めて米ドル建てを上回った。資本市場の開放やロシアとの取引拡大の影響が大きい。世界全体の決済では人民元比率は3%弱にとどまるが「ドル離れ」の流れから、通貨の分断が起きつつある。

中国国家外貨管理局が公表する統計資料を基...(以下有料版で、残り1653文字)

日本経済新聞 7月24日 17:02
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM111IK0R10C23A7000000/