【ワシントン時事】米紙ワシントン・ポスト(電子版)は25日、ロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏が6月に反乱を起こした際、プーチン大統領が何ら命令を下せず「まひ状態」に陥っていたと報じた。欧州やウクライナの複数の当局者の話として伝えた。

 ポスト紙によると、ロシア治安当局は反乱の少なくとも2〜3日前に、プリゴジン氏が反乱を準備している可能性があるとプーチン氏に警告。クレムリン(大統領府)を含む重要施設の警備が強化された。ワグネル関係者の拘束などを指示し、反乱を防ぐ時間も十分あったとみられる。

時事通信 2023年07月26日14時14分
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