リクルート進学総研は31日までに、関東、東海、関西の3地域の高校3年生に志願したい大学を尋ねた「志願度」の調査結果をまとめた。関東では早稲田大が3年連続トップとなり、東海では名城大が7年連続、関西は関西大が16年連続でそれぞれ首位だった。

関東の2位は明治大、3位は青山学院大で、上位3校は昨年と同じ。関西では、昨年開学した大阪公立大が近畿大と同率2位となった。東海の2位は名古屋大、3位は南山大だった。

全体として私立志向が上昇。同総研は、2025年1月の大学入学共通テストから教科・科目が大きく再編されるのを背景に、浪人を避けて現役合格を目指す層が増えていると分析する。

専攻分野別では、新型コロナウイルス感染拡大後に希望者が減った「観光」「外国語」「国際」系の人気が回復していない。海外交流が以前の水準に戻るかどうかが鍵としている。

調査は今年3〜4月、リクルートのウェブサービス利用者を対象に郵送などで実施し、約6千人分を集計した。

産経新聞 2023/7/31 07:21
https://www.sankei.com/article/20230731-EMLQWYECW5JZDGGPT3CD6JIST4/