ムタマは税理士のスマ速の言葉が飲み込めなかった。理解できなかった。憤りで胸が詰まった。
経費で落とせる出費は事業に関するものだけである。それは分かる。だが整形費用は非該当なのだという。顔出ししていないため非事業用だと。
去勢費用も同様であった。これは許せなかった。
"ムタマ"であることに玉の有無が無関係だと?玉があって今のムタマが成り立つと言うのか?
ムタマは"美の伝道師"で"去勢済み"であることがユーチューバーとしての自分のアイデンティティであり、それなくしてムタマはムタマ足り得ず、よって事業の一部であると熱弁した。
だが杓子定規なスマ速は首を横に振るばかりであった。
もういい。お前とは顧問契約解消だ。
ムタマは意を決して立ち上がり言った。
ああそうですか、と言いムタマのアパートを去ろうとしたスマ速は、素早く背後に回ったムタに組み伏せられた。
代わりに肛門契約締結だ。妊娠税先払いだ!
ムタマは怒鳴るとスマ速のアナルにぺニスを挿入した。