後半まで進んだお前ら、今一度この宮崎の発言読んでどう思う?


PSB:広大なオープンワールドゲームを作る上で学んだ、最も大きな教訓とは何ですか?

宮崎氏:『ELDEN RING』の開発では、ふたつの大きな課題にぶつかりました。ひとつ目は、自由度の拡大です。オープンなフィールドを採用している本作では、過去の作品以上に世界が広大なため、これまでのゲーム性を維持しつつ、新たな開放感をどう提供するかという試練に直面しました。これには、プレイヤーの探索とボス戦のバランス、進行の順序、マップを通してのイベント自体の進行などの要素が含まれているため、プレイヤーの自由度を拡大しつつこれらすべてのバランスを取ることは難題でした。しかし、これを達成しようと試みるなかで、いくつもの大きな教訓を学びました。

オープンワールドゲームを開発する上でのもうひとつの課題は、プレイヤーの進行のテンポとペースです。それは、プレイヤーがこの広大で開放的なマップを探索するペースと、それが自由度と進行の幅にどのように影響するかのバランスを取ることを意味しています。これに関する調整を行なうなかでも、貴重な学びを得ることができました。