今現在、一番注目しておかなければいけない教授。

「茨城県南部、千葉県、東京湾の地震は、首都直下地震の予兆と見たほうが良い」

 こう語るのは立命館大学環太平洋文明研究センターの高橋学特任教授(災害リスクマネジメント)だ。首都圏は北米プレートの下に太平洋プレート、その下にフィリピン海プレートが入り込む場所だ。

「東京湾の入り口あたりでフィリピン海プレートが北米プレートの下に潜り込んでいる。ここで北米プレートが跳ね上がれば、津波を伴う大地震が起きる。埋め立て地や地下街は危険だ。この地震は1923年の関東大震災と同じで、東京だけではなく、横浜や房総半島の南まで甚大な被害を」

 また、三つのプレートの間や内部で巨大地震を起こす可能性が,そうなれば、プレート間のバランスが崩れ、大地震が連発して首都を襲う。