レイプ対策、日本は百年古い=米兵性犯罪、豪被害女性語る


 オーストラリアから来日後の2002年、神奈川県横須賀市で米兵に襲われた性犯罪被害者
キャサリン・ジェーン・フィッシャーさんが22日、東京都内で講演し「日本は百年古い」と
欧米に比べ立ち遅れた被害者対応の現状を厳しく批判した。

 フィッシャーさんは既に30年以上、日本で暮らしている。

 02年の事件を振り返り「豪州では1960年代から『レイプ被害に遭ったらすぐ警察に行け』と学校で教えている。
だからすぐ神奈川県警に行き『助けてください』と言ったのに『加害者は自分で捜せ』『けがしてるなら見せろよ』と
ヤクザみたいな言葉をかけられた」と声をふるわせた。

 米国に逃げた加害者を自力で見つけ、米国で提訴して13年、勝訴した。

 加害者が本国へ逃げたのは米軍の指示だったと裁判で明らかにされた。
 米兵の「逃げ得」を許し続ける日米地位協定をフィッシャーさんは批判する。

 「第16条に米軍は『日本の法を尊重し』としか書いていない。『尊重し』ではなく『従い』に変えてほしい」と、
沖縄からの地位協定改正の訴えに同調した。

 「被害者が顔も名前も出せない。こんな社会は少し古い」とフィッシャーさん。
 「私の事件を日本の新聞に『わいせつ事件』と書かれた。(記者から『レイプ』と書くのは)『セカンドレイプになる』
と言われたが、なぜ砂糖をまぶすような言葉遣いをするのか」と憤った。

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http://www.jiji.com/jc/article?k=2016102200283&;;g=soc