人口減が深刻な三浦市内で、空き家が増えている。
高齢者の多い三崎地区を中心に418軒あり、8年前の約1・5倍に達した。
市は対策を進めるとともに、対策計画を改定するための実態調査を本年度行う。
市都市計画課によると、418軒の内訳は小規模の修繕で再利用可能な「Aランク」が149軒、中規模の修善を要する「Bランク」が158軒、
家屋の傾きや損傷があって大規模修繕が必要な「Cランク」が87軒、家屋が全体的に傾くなど危険性の高い「Dランク」が24軒だった。
地域別では三崎地区が74%を占め、南下浦地区15%、初声地区11%だった。

人口減が進む三浦市内への移住を支援している民間の合同会社「ミサキステイル」が、元マグロ船主の住宅をシェアハウスにリフォームしている。
「三崎の歴史が刻まれた建物を活用して残したい」と、船員たちが間借りしていた当時の造りを生かしながら改築した。