日吉駅西口エリアの歩行環境改善に向けた社会実験に合わせて実施されたアンケート結果がまとまり、事業者、来訪者、住民の約8割が一方通行化に賛同していることが分かった。
これを受け、今後、地域のニーズや社会実験での課題等を整理し、道路規制変更に向け検討が進むことになる。
駅西口から放射線状に伸びる道路のうち、サンロード、浜銀通り、日吉中央通り、普通部通りの西口付近のエリアで一方通行化された。
サンロードと普通部通りでは三角コーンを設置し車道幅を狭め、歩行者空間を広げた。
また、対象区間内での荷物の積み降ろしや送迎などには日吉中央通りに指定スペースを設けた。
浜銀通りでは、路線バス以外の車両を一方通行化することで歩行者空間にゆとりを持たせた。
社会実験の実施主体は、日吉まちづくり推進委員会と港北区。社会実験は目立ったトラブルはなく、一方通行化に戸惑うような挙動の車両もあったが、概ね円滑に行われたという。
懸念された対象範囲外の交通への影響については、一方通行化により迂回する車両以外、交通量に大きな変化はなく、対象エリア外で路上駐車の増加が認められたものの限定的となった。