学生時代にバイトしてたクラブで、接客は私一人で2人連れのお客様に付いた。
私が付いた時には既に2人は深刻な顔で低い声で話し込んでいて、
「知り合いがわきがの手術で」「命の危険が」とか、周りの喧騒に紛れて所々聞こえた。
わきが死亡事件が記憶に新しかったので、「ああ意外とよくあることなのかな、お気の毒に」とか思いつつ、
深刻な顔して話し合っているので口も挟まず黙って聞いていた。

その後店の子にその話をしたら、「末期ガンが、って話してたじゃない!信じられない!」と呆れられた。
あの時口を挟まなくてほんっっとうに良かった。不謹慎過ぎる。
今思い出しても情けなくて恥ずかしい。