死亡ひき逃げ事件“捜査書類廃棄”の元警察官に懲役1年6か月 埼玉県熊谷市

埼玉県熊谷市の死亡ひき逃げ事件で、捜査書類を廃棄した罪に問われた元警察官の男に対し、懲役1年6か月、執行猶予3年の判決が言い渡されました。

須郷宗男被告は、埼玉県警交通捜査課の警察官として、2009年に熊谷市で当時小学4年生の小関孝徳くんが死亡した未解決のひき逃げ事件の捜査を担当していた、2015年9月、証拠品の腕時計を紛失したことを隠すため、捜査書類を廃棄した罪に問われています。

さいたま地裁は7日、「法令を順守すべき現職警察官でありながらの犯行でいっそう厳しい非難に値する」として懲役1年6か月、執行猶予3年の判決を言い渡しました。

小関孝徳くんの母・小関代里子さん「全面的にウソをついたことと、腕時計を紛失したこと、犯人も逮捕できなかったことを一生かけて向き合ってもらいたい」