当たり屋被害にあった警察官 飲酒運転の疑いで処分 千葉県警
01月11日 20時29分

おととし、千葉県柏市で私用で車を運転していた警察官が「ぶつかった」などと言いがかりをつけられ、現金を脅し取られる事件があり、暴力団員ら5人が逮捕されました。
この捜査の過程では被害者の警察官が当時、飲酒運転をしていた疑いがあることもわかり処分を受けました。

おととし8月、柏市内の路上で千葉県警察本部の当時20歳の巡査が私用で車を運転し、信号待ちをしていたところ、後ろから来た原付きバイクに「ぶつかった」などと言いがかりをつけられました。
その後、巡査は修理代などとして現金160万円を脅し取られ、警察はこの事件に関わったとしてこれまでに暴力団員ら5人を逮捕しました。
これまでの調べによりますと巡査は当時マッチングアプリで知り合った容疑者グループの1人と酒を飲んだあと車を運転していて、言いがかりをつけられた際には「酒を飲んでいるなら警察を呼ばれたくないだろう」などと脅されていたということです。
警察は5人がマッチングアプリを使うなどして巡査を計画的に巻き込んだとみて調べています。
警察は捜査の過程で明らかになった飲酒運転について巡査を処分したということです。
警察官が飲酒運転をしていたことについて千葉県警察本部は「コメントは差し控えたい」としています。