臨床心理士による泉房穂市長の人物評価

https://akashi-shimin.hatenablog.jp/entry/2023/03/29/001559

この人は、自己愛が著しく強く、自己を過大評価して主導的にふるまい、誇大性を維持しようとする自己中心的な傾向性が顕著です。また、自己優越的感情操作(他人に「すごいね」と言ってもらおうとして、自分が優れていると思うところをしれっとアピールする)も目立ちます。



「自己愛」とは、自尊心に近い考え方であり、ありのままの自分を価値があるものと考えて大切に思うことです。本来、人間が生きていく上で普遍的かつ必要不可欠なもので、誰もが「自己愛」を持っています。ところが、「自己愛」に対する捉え方が歪んでしまい、ありのままの自分を愛することができなくなると、「自分は優れていて素晴らしく、特別で偉大な存在である」と思い込んでしまいます。



このような特性の人は、傲慢さを示して、周囲に優越性を誇示して、権力を求め続ける傾向があります。周囲の人に称賛を求め、時に人を利用して手柄を横取りしようとすることもあります。



また、他者に対する共感能力を欠き、自身の都合の良いように他者を振り回したり、周囲の人を見下して優越感を得ようするとするのも特徴です。このため、人間関係においてトラブルを抱えることが多くなり、家庭や職場における「モラハラ」や「パワハラ」の加害者の典型例の一つです。



逆に、このような人物は、歪んだ「自己愛」により正常な自己像が確立されていないため、臆病で非常に傷つきやすい側面も併せ持つのが一般的です。損得や利害関係に神経質で周囲からの評価を常に気にしており、時に抑うつ状態や引きこもりになったりすることもあります。



このような心理特性は、生まれつきの先天的要素と、後天的な生育環境の両方が関わっていると考えられますが、それにしても臨床的に非常に興味深い深い人物ですね。