https://www.tnc.co.jp/news/articles/NID2019111905585


2021年度までの完成を目指し、県が進めている西鉄大牟田線の高架化事業。

福岡市の雑餉隈付近から大野城市の下大利駅付近までの約5.2キロの区間で工事が行われ、19カ所の踏切が撤去される予定です。

【近くに住む人】
「朝だけ困りますね、急いでいる時は」

周辺住民によると、春日原駅周辺では、踏切が1時間で40分以上しまっていることもあるということで、できるだけ早い踏切の撤去が待ち望まれています。

しかし、工事現場からある物が見つかり、工期が延びる可能性が出てきています。

【記者】
「西鉄春日原駅です。こちらの電車のホームの下から、旧駅舎の基礎となるコンクリートが見つかったということです。県と西鉄はこの撤去などのために、工事の延長を検討しています」

県から委託を受け工事を進めていた西鉄は、事前調査で把握していなかった旧駅舎のコンクリート製の基礎部分を複数発見。

この撤去などに時間がかかるとして10月、春日原駅から下大利駅までの区間約3.3キロで、完成が計画より遅れることを県に伝えたということです。

踏切の撤去が先延ばしになる可能性について住民はー

【近くに住む人】
「今回延期になったじゃないですか、すごいがっかりして」

「仮の駅ができているけど、電車乗るのも遠くなって、そういうのも感じていたんですけどね」

県では「早期の完成を図りたい」としていて、11月中にも学識経験者を交えた委員会を設置し、工期などについて検討する方針です。