鹿島市、祐徳稲荷神社を核に観光強化

市内の団体代表者や公募委員からなる鹿島市総合計画審議会(中村雄一郎会長、16人)は9日、2016年度から5年間の指針となる
「第6次総合計画」案を樋口久俊市長に答申した。

計画案では「住みやすく暮らしやすいまち」を目指す都市像とし、分野別の主要施策を盛り込んだ。
観光面では祐徳稲荷神社を核とした市内回遊の仕掛けづくり、都市基盤整備では22年の九州新幹線長崎ルート開通を見据え、
特急本数が減るJR長崎本線の利便性維持を掲げた。環境面ではラムサール条約に基づく普及啓発の拠点整備や有明海の調査研究を挙げた。

市が作成した素案を基に、7月から計5回の審議を重ねてきた。委員は同時期に市の「総合戦略」を議論した創生会議と同じメンバーで、
総合戦略が上位の総合計画の一部になるため、両構想の基本的な方針や施策を共通させた。

市は総合計画案を12月定例議会に諮る。

http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/248132