硫黄山火口周辺に注意看板 えびの市、活動の高まり周知 [宮崎県]

宮崎県えびの市は11日、霧島連山・えびの高原の硫黄山(同市、1317メートル)で火山活動の高まりが見られるとして、
登山者への注意を呼び掛ける看板を、火口周辺の10カ所に設置した。
火口周辺への立ち入りや、硫化水素などのにおいがする場所での休憩を控えるよう呼び掛ける。

気象庁が10日発表した火山活動解説資料で、硫黄山では7月ごろからマグマや熱水の移動を示すとされる火山性微動が発生し、
10月は19、31日に確認されたと報告。同月は火山性地震も68回発生し、9月の28回を上回ったため、看板を設置することにした。

市によると、登山道や県道1号線などの周辺道路、硫黄山周辺の観光施設などは通常通り利用できる。

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/miyazaki/article/206649