陸上競技の大会 高校生の女子選手撮影か 56歳会社員逮捕 広島
2023年8月24日 15時45分

ことし5月に広島市で行われた陸上競技の大会で高校生の女子選手の下半身をズームして撮影したとして、
鹿児島市の56歳の会社員が県の迷惑防止条例違反の疑いで逮捕されました。
自宅から押収されたハードディスクなどから3000本を超える動画が確認されていて警察は盗撮を繰り返していた疑いがあるとみて捜査しています。

逮捕されたのは鹿児島市の会社員、有川宗利容疑者(56)です。

警察によりますと有川容疑者はことし5月、広島市で行われた陸上競技の大会で、
高校生の女子選手3人の下半身をズームして撮影したとして、県の迷惑防止条例違反の疑いが持たれています。

大会の関係者からの通報を受けて警察が捜査していたということで、調べに対し容疑を認めているということです。
容疑者の自宅からはデジタルカメラやハードディスクなど合わせておよそ30点が押収され、
陸上競技のインターハイなどの大会で走り幅跳びや短距離といった種目に出場する女子選手を撮影した動画が3000本以上確認されたということです。

警察は複数の大会で盗撮を繰り返していた疑いがあるとみて捜査しています。
警察によりますと、被害にあった高校生は「記録をねらってやっているのに許せない。真剣に競技ができない」と話しているということです。