“ブレインフォグ”等で8種類の薬…コロナ後遺症に苦しみ続け離職 20代男性の今「いつ復帰できるのか」

https://news.yahoo.co.jp/articles/dba5968f57bfc86b093297f44cc07f3c887704f1

新型コロナ対策のマスクの着用が個人の判断に委ねられて、13日で1年となります。
感染症法の分類も季節性インフルエンザと同じ5類に移行し、戻ったかのように見える日常。
しかし、今もコロナに苦しむ人たちがいます。
コロナのいま…。
もうひとつの「現実」が、ありました。

*コロナ後遺症に苦しむ男性(20代)
「今日はちょっと苦しくて。きつかった。午後、妻と買い物に行った。買い物の荷物を車まで運んだ。頭が圧迫されて、ボーッとして、苦しい感じ。1時間くらい寝たら何とか…」

富山市の20代の男性。
この2年、コロナの後遺症に苦しみ続けています。
富山市内で妻と2人で暮らしています。

*男性の妻
「揚げ物やチーズを食べたら、すぐに下痢になってしまう。油は少なめにしている。体調が良くなっても、何かがきっかけで体調が悪くなったりする。その繰り返し」

男性は医師から指導された呼吸のリハビリを毎日欠かさず行っています。
リハビリは酸素供給量を増やすため1回45分間、体調に合わせ1日2回です。

男性は一昨年の3月、新型コロナに感染しました。
それから2年間、倦怠感や頭痛に加え、「ブレインフォグ」と呼ばれる記憶力・思考力障害の症状に悩まされています。

去年の夏は、杖がないと歩けないほどに悪化していました。

*男性
「この状況、この頭で生きていくことを考えないといけない。生きる意味があるのかと思うことがあった」
*男性の妻
「(コロナ感染前は)すごい元気だった。それを見ていたら全然気持ちの持ちようじゃないのがわかる。コロナの影響だなと」

仕事を休み続け離職を余儀なくされ、今は妻に扶養されています。

この2年、富山と石川の病院を受診しましたが、症状の改善につながりませんでした。
いまは、オンラインで、東京のクリニックにかかっています。
この日は、月に1度の診療の日です。