新型コロナの点滴治療を入院で受けると薬価約28万円に 4月1日から

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/0edeee2d3c82db3bfbc2487584c57c9f812ff4c7

問題は入院を要する患者さんです。当院には今でも入院要請がありますが、ほとんどが新型コロナ肺炎に陥っている方です。
こうした中等症以上の場合、医療機関では点滴抗ウイルス薬のベクルリーを用いることが多いです。特に、症状が強い人や高齢者では錠剤やカプセルの抗ウイルス薬を使うことは現実的ではなく、点滴で5日間程度投与することが多いです。
ベクルリーの薬価はその他のウイルス薬よりも高く、4月1日以降薬価の引き下げが行われるものの、5日間点滴で薬価27万8,988円、3割負担の場合でも8万3,696円の自己負担が発生します。
新型コロナ肺炎を起こしている人は、すぐに退院できるわけではなく、入院が1~2週間におよぶことがよくあります。実はこの入院にかかる費用の補助もあったのですが、4月1日からなくなることが決定しています。
そのため、新型コロナに関してみなさんが負担する費用は4月1日以降、各段に高くなるのです。