鹿児島銀行と肥後銀行の九州フィナンシャルグループ 新たな経営計画を発表

九州フィナンシャルグループは、世界最大の半導体製造企業TSMCの九州進出を起点とした
九州全体の経済活性化に向け、取引き企業を増やすなどの目標を掲げた経営計画を発表しました。
鹿児島銀行と肥後銀行を経営統合した地銀の九州フィナンシャルグループ(九州FG)は
新年度・2024年度から3年間の新たな九州FGの中期経営計画を発表した。
それによりますと、地域産業の成長に向けて、熊本県内に進出したTSMCの運営会社など
継続的に取り引きする系列企業を、今後3年間で新たに50社増やす目標を掲げました。

また、2015年に2つの銀行が経営統合して以降、別々に運用していた預金や送金などを
一元管理する基幹システムを統合する方針を初めて示し、今後、統合に伴う費用などを検討する。
さらに、日銀のマイナス金利政策の解除による金利上昇などを踏まえ
経営計画の最終年度になる2026年度の九州FGグループ全体の純利益の目標を360億円としました。



九州フィナンシャルグループの笠原慶久社長は、記者会見で
「熊本鹿児島の経済および九州全体の経済循環をより発展させながら好循環を作り出していきたい」と話しました。

肥後銀行本店ビル(熊本市)
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鹿児島銀行本店ツインビル
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