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オークションに出品、落札されたはしご車=日田市渡里の日田玖珠広域消防本部

 【日田・大分】はしご車売れました―。日田玖珠広域消防本部がインターネット公売に掛けた車両が331万6千円で落札、売却された。予定価格の8倍を超す高値が付き、「貴重な自主財源として一般会計に繰り入れる」(岩里安徳同本部消防長)としている。
 1999年に購入した35メートルはしご車で、予定価格を40万円に設定し9月に出品した。入札には県内外の18者が参加。参考にした京都府福知山市消防本部のはしご車の168万円も大幅に上回った。日田玖珠広域消防本部は、メディアで多く取り上げられたことや競り方式の採用が高値につながったとみる。今後も車両更新時にはオークション活用を検討するという。

 落札したのは大分市久土の木材加工業「トーヨー木材工業」。8日の創立記念日を前に、会社入り口近くに展示する。板井利信会長(72)は「誰でも気軽に見に来てほしい。大きいはしご車は子どもたちの憧れ。地域のシンボルのようになればうれしい」と話した。

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