韓国の保守論客ファンドビルダー氏が韓国メディア・WoW !Koreaに寄稿した記事が大きな反響を呼んでいる。

ファンドビルダー氏が取り上げたのは「旭日旗禁止法」。与党・共に民主党の所属議員が旭日旗などの使用を禁止する法律の改正案を発議したのは18年10月2日だ。

旭日旗などの象徴物を掲揚した船舶が韓国領海を航行出来ないようにし、旭日旗などを象徴する服や旗、マスコットなどを制作・流布したり身に着けて外を歩いたりする者は、2年以下の懲役や禁固、または300万ウォン以下の罰金に処すという内容になっている。

ファンドビルダー氏はこの法律が発効された時のデメリットを挙げている。「朝鮮半島が有事の際、もしも在韓米軍や韓国軍が急きょ外部からの支援を必要とする状況に直面するようになっても、助けてやろうとやって来る日本の自衛隊の接近が禁止される。これだけではない。空軍と海軍中心の在日米軍が保有する火力は強大だ。ところが在日米軍の各部隊の象徴物(マーク)をよく見れば、旭日旗の模様が入っているケースが非常に多い。であれば、いくら在日米軍の火力が強大でも、朝鮮半島有事の際、在日米軍が在韓米軍や韓国軍を支援するために韓国の地に進入すること自体が禁止される」と指摘した。

さらに、「加えて韓国国内に居住するあらゆる人は誰であれ、日差しが四方に伸びていくデザインや、それに類似する模様をいくら個人的に好きでも、今後はこのようなデザインや類似した模様を身に着けたり持って歩き回ったりしたら、逮捕されて2年間の懲役生活を送りうるようになる。これでは北朝鮮と大きく異なることの無い社会になるのだ」と訴えた。

そして、「旭日旗禁止法は一言で言って、人種差別的な属性を反映した時代錯誤的(前近代的)で時代に逆行する法律である。この法律は韓国自らを困難な状況にも陥れ得る自殺的性格(有事の際、外部からの支援を遮断)を有する『自殺行為』ともなりうる」と警鐘を鳴らした。

この報道が日本国内のSNS、ネット上で大きな反響を呼んだ。「ファンドビルダー氏の言う通りです。旭日旗批判は全く論理性がない。古くからあるデザインや日常どうしても使用する放射状のデザインに対してはもっと大人の対応をすべきだ」という意見がある。

一方で、「まともな事を言っているように感じさせているが、論点と問題点を日章旗にすり替えようという意図を感じる。試合中に差別行為を行った韓国のサッカー選手が、試合後のインタビュー中に放った苦し紛れの言い訳が発端になっている&それはつい最近の事だという事実が書かれていない」という書き込みも見られた。

https://borderless-news.com/politics/1761/