近年、多くの国で中国に対して良くない印象を持つ人が増えているとの調査結果がある。
特に日本は中国に対して良くない印象を持つ人の割合が高い国だが、中国メディアの網易はこのほど、
「なぜ日本は中国を嫌うのか」と題する記事を掲載した。

 記事の中国人筆者は、
「中国は日本を侵略したことがないのに、日本は中国を侵略しようとした」と主張し、
中国こそ日本を嫌いになる理由が多くあるのに、なぜ日本の方が中国を嫌いになるのか、理解に苦しむと論じた。

 この理由について記事は「日本は自身の欲望と実力とがかみ合わないからだ」と分析した。

「中国が日本の欲望の実現を抑えつけており、中国がいる限り日本は永遠に大国になれない」ので、中国を嫌いになるのだと主張している。

 記事は、「日本は野心が極めて強い国」だが、小さな島国に過ぎないという現実があり、

国際的な影響力のある一流国となるためには「領土を拡張するほかはない」のだと主張。
それで日本は、これまでも白村江の戦いや朝鮮出兵、日中戦争を起こしており、
「何度も中国大陸に進出しようとしてきた」としている。

 しかし、いずれも日本は失敗しているので「世界一流の国になるとの夢が中国によって打ち砕かれた」と分析した。
それで、日本にとって中国は「ガラスの天井」のようなものなので、中国のことを好きになれないのだと結論している。

 記事は、中国には全く非がないにもかかわらず、
日本が一方的に中国のことを嫌っているとの主張を展開しており、
これが中国の主流の考えなのだろう。現実には世界の多くの国で中国に対する好感度が下がっており、
「中国には何も悪いところがない」と考えている以上は好感度が高くなることはなさそうだ。(編集担当:村山健二)

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