普段はほとんど戦うことのない「なぎなた」と「剣道」の異種武道大会です。全国でも強豪校として知られる香川県の琴平高校の剣道部となぎなた部が対戦しました。果たして勝つのは?

素早い動きで連続技を繰り出す剣道。

(琴平高校 剣道部 吉田選手)
「絶対剣道が強いです。絶対勝てます。」

なぎなたにも劣らぬ強さがあります。

(琴平高校 なぎなた部 長井選手)
「なぎなたのほうが有利です。これ長いし、すねもつけるので。頑張ります。」

琴平高校で毎年恒例となった異種武道大会、インターハイ優勝経験もあるなぎなた部と、全国大会常連の剣道部の威信をかけた戦いです。
なぎなたの間合いは剣道の約2倍。
一方剣道は素早い動きで間合いを詰めて攻め立てます。
両者勢いに乗りたい先鋒戦は試合終了間際、剣道部の吉田選手がメンを決め、まずは1勝をあげます。

(観戦している生徒)
「剣道っすよね、たぶん勝つのは。
「でも、なぎなたに頑張ってほしい。」

二刀流など工夫をこらし、これまで13回の対戦では剣道部が7勝と勝ち越しています。
今年は負けられないとなぎなた部も果敢に攻め続け、勝敗は五分のまま大将戦にもつれ込みました。
そして残り時間30秒を切った時…
一瞬のすきをついて剣道部、井上主将のメンが決まり、異種武道大会、8勝目を上げました。

(剣道部 井上主将)
「なぎなたは剣道に比べて長いので、とても苦戦したんですけど、最後一本取って優勝できたのでよかったです。」
(なぎなた部 林主将)
「残念ながら結果は負けてしまったんですけど、すごくいい試合はできたかなと思います。もっと練習していきたいと思いました。」

琴平高校伝統の剣道となぎなたの対決。
今回の戦いを活かして、それぞれの道を究めるためにさらに研鑽を重ねます。

https://www.rsk.co.jp/news/rsk20211209-00002668.html