【シドニー共同】南太平洋のフランス特別自治体ニューカレドニアで12日、フランスからの独立の是非を問う3回目の住民投票が行われた。過去2回の投票はいずれも否決。今回、新型コロナウイルスの影響から独立派はフランス政府に投票延期を求めたが認められなかったため、独立を支持する先住民に投票に参加しないよう呼び掛けている。

 12日夜(日本時間同)に大勢が判明する見通し。否決された場合、独立派が結果の受け入れを拒み、混乱が起きる可能性がある。

 ロイター通信によると、フランス本国から治安維持のため警察官2千人が到着。国連と太平洋諸島フォーラムは選挙監視団を派遣した。

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