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岸田文雄首相

 岸田文雄首相は16日午前の参院予算委員会で、来年2月からの北京冬季五輪・パラリンピックについて、「今のところ私自身は参加は予定していない」と述べた。米国などが新疆ウイグル自治区など中国国内の人権問題への懸念から「外交的ボイコット」を表明する中、首相自身の不参加を正式に表明することで人権重視の姿勢を示した形だ。

 政府は閣僚ら政府高官を派遣しない方針で、日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長ら五輪関係者の開会式出席を検討している。首相は「適切な時期に諸般の事情を勘案し、国益の立場から自ら判断することが重要だ」と述べるにとどめた。立憲民主党の白真勲氏への答弁。【田中裕之】

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