大阪府東大阪市にある韓国民団・枚岡支部の事務所で、12月19日、出入口のガラスが割れているのが見つかりました。事務所の中には、ハンマーのようなものが落ちていて、警察が器物損壊の疑いで捜査しています。

韓国民団の枚岡支部などによると、ガラスが割れていたのは、事務所に2つある出入口のうちの1つで、事務所の中には、投げ込まれたとみられるハンマーのようなものが落ちていたということです。当時、事務所には人はおらず、ケガ人はいませんでした。

韓国民団は在日コリアンの団体で、団員同士の親睦や法的な地位確立のための活動をしています。

民団・枚岡支部によると、ガラスが割られた出入口は、普段は利用していなかったということで、12月19日の午後に民団の団員がガラスが割られているのを見つけたということです。また、金品を盗まれたような形跡はなかったということです。

警察は器物損壊の疑いで捜査しています。

多くの在日コリアンが暮らしてきた京都・ウトロ地区の空き家や、韓国民団の愛知県本部などに火を付けた疑いで、今月、22歳の男が逮捕されました。枚岡支部の担当者は取材に対し、「数十年暮らしているが、こういったことは初めて。京都や愛知での事件もあり、不安で夜も眠れない」と話しています。

https://www.ktv.jp/news/articles/d1e94d7e_1d4c_43d7_b9b6_27d9f08de4e6.html