幻冬舎 12/26(日) 11:31

会社員であれば誰もが迎える「定年」。そのあとには、年金がよりどころになる老後生活がスタートしますが、多くの人が「年金はこれだけか」と現実に直面して落胆するといいます。現役時代の収入と、年金とのギャップについてみていきましょう。

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大卒会社員が定年…現役時代の給与と年金のギャップに驚き
2021年、今年65歳を迎え、年金を受け取るようになった1956年生まれ。仮に大卒で、年金を受け取る直前まで働いていたとしたら、基本給37万8,000円の現役生活から、年金(老齢基礎年金+老齢厚生年金)20万7,000円の老後の生活がスタートしたということになります(数値は、厚生労働省『令和2年賃金構造基本統計調査』より算出した大卒男性会社員の平均値)。

【大卒会社員「年齢別基本給と推定年収」】

「20〜24歳」229,100円/3,340,700円
「25〜29歳」266,200円/4,404,900円
「30〜34歳」313,900円/5,234,900円
「35〜39歳」365,200円/6,103,500円
「40〜44歳」416,400円/6,876,100円
「45〜49歳」461,500円/7,586,400円
「50〜54歳」526,600円/8,690,100円
「55〜59歳」516,500円/8,356,100円
「60〜64歳」378,000円/5,692,200円

※数値左:基本給(所定内給与額)、数値右:推定年収

出所:厚生労働省『令和2年賃金構造基本統計調査』

年収換算では569万円から、定年を機に、242万円の暮らしになるということですから、数字だけみたら大きな落差です。