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ノーマスク、反ワクチン派…どのように対処するのか 「論破」は禁物、素直に質問 見ず知らずの関係なら注意はしない

新型コロナウイルスの流行からまもなく2年。公の場でのマスク着用は定着し、国民の8割近くがワクチンを接種した。一方でマスクやワクチンに否定的な考えの人がいるのも事実だ。ノーマスクを注意した男性が暴行を受け、下半身不随になる事件も起きたが、分断をあおらずトラブルを避けるにはどうしたらいいのか。専門家のアドバイスを聞いた。

神戸市内のコインパーキングで2020年5月、「マスクを着けて」などと注意されたことに腹を立てた男が、注意した男性の首の骨を折るなどの大けがを負わせた事件で、男が7日、傷害容疑で逮捕された。被害者の男性は下半身不随の後遺症があるという。

また、東京地裁で10月に開かれた新型コロナワクチンの特例承認取り消しをめぐる訴訟の口頭弁論では、ワクチンの安全性やマスクの効果に否定的な考えを持つ傍聴希望者や支援者ら数百人がノーマスクで庁舎内に入る騒動もあった。

新変異株のオミクロン株が世界的に拡大するなか、オーストリアでは今月11日、首都ウィーンに約4万4000人が集まり、来年2月からのワクチン接種義務化に抗議するデモが行われた。

感染症の専門家や医療関係者の大半が支持するマスク着用やワクチン接種だが、疑問を持つ人もいる。職場など身の回りに「否定派」がいた場合、どう向き合うべきか。