沖縄県の玉城デニー知事は6日午前、新たに980人前後の新型コロナウイルス感染を確認したと明らかにした。1日当たりの新規感染確認としては過去最多だった昨年8月25日の809人を更新する見通しとなった。また、午前の対策本部会議で新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、政府にまん延防止等重点措置の適用を要請することを決めた。適用範囲は県内全域。政府は適用を認める方針で、同日午後に岸田文雄首相が発表する方向で調整している。

 県は6日午前の対策本部会議で重点措置区域を県内全域に適用する方針を正式に決めた。県は適用期間を9〜31日に設定。重点措置区域では感染対策認証店では午後9時まで、非認証店では午後8時までの時短営業を要請する。協力金は1日当たり認証店は2万5千円、非認証店は3万円とする方針で、午後に対処方針を決定し、発表する。

 新型コロナウイルスの新規感染者は5日に前日比約2・7倍となる623人に急増。5日夜に開かれた県の専門家会議では、6日の感染者が過去最多の809人を超えることを確実視する意見も出た。

https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/890341