インターネット番組制作・配信の「Choose Life Project(CLP)」に制作費として約1500万円を立憲民主党が支払っていた問題で、泉健太代表(衆院京都3区)は7日の記者会見で、経緯を調査するよう西村智奈美幹事長に指示したことを明らかにした。現時点では「コメントする内容はない」と述べるにとどめた。

 昨年の立民代表選で他候補とともにCLPの討論番組に出演したこともある泉氏は、支出について「知らなかった」と釈明。現執行部では同様の支出は把握していないとした。

 記者から問題点を再三問われると、一般論として「(特定の)一般メディアに対して政党が資金を出すことは今までなかったのではないか」との認識を示し、「あまり耳にしたことがないという感想は持っている」とも語った。

 事実関係の確認が終わり次第、西村氏が調査結果を公表する見通し。泉氏は必要があれば、第三者委員会の設置を検討する考えも示唆した。

 福山哲郎前幹事長(参院京都選挙区)は6日のコメントで、支出を認めた上で番組内容への関与を否定している。

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